詩集「負の領域」
時に君は蝶になり
花から華へと飛び歩く
時には名も知れぬ
道端の可憐な小花であり
また違う時には
有名華麗な大輪の花であり
いずれにしても
その多くの花の中の
ただの一輪の花に過ぎないのか
―小さな命をつなぐため―
そんな使命さえ気づかず
君はその美しい羽根を
常にひらひら踊らせる
時にその羽根を休ませるため
ひと時の安らぎを得るために…
独り占めしたい
そんな想いをどうする術もなく
ただただ一輪の花として
君を待ちわびる
君の憐美を待ちわびる
H22.12.30
時に君は蝶になり
花から華へと飛び歩く
時には名も知れぬ
道端の可憐な小花であり
また違う時には
有名華麗な大輪の花であり
いずれにしても
その多くの花の中の
ただの一輪の花に過ぎないのか
―小さな命をつなぐため―
そんな使命さえ気づかず
君はその美しい羽根を
常にひらひら踊らせる
時にその羽根を休ませるため
ひと時の安らぎを得るために…
独り占めしたい
そんな想いをどうする術もなく
ただただ一輪の花として
君を待ちわびる
君の憐美を待ちわびる
H22.12.30