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【中身見本】Innocent World

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番外編『Flirtation』の途中抜粋



チャイムを押したあと、勝手に部屋へ入ろうとしたドラコは、突然開いたドアから伸びた手に引きずりこまれるようにして、中へと入った。

「えっ?…ああ、いたのか、いったいどうし………んん―」
全部をしゃべる前に唇を塞がれた。
ハリーはノブを押しながらドアを閉めると、そのドアにドラコを押し付けて、貪るようなキスをする。

口付けのあいだに、「会いたかった」と何度も耳元でささやかれ、「君はヒドイ」と文句を言われた。
「いったいどれくらいここへ来ていないと思っているの?!」
耳たぶに歯をたてられ、強く噛まれる。

ドラコは舌打ちして不機嫌にこの胸を押して「いい加減にしろ」と文句を言おうか、それとも無視して身をかわそうかとも思ったが、首筋に沿って舌で舐められてだけで、あっさりとからだの力を抜いて相手に寄りかかった。

……実は自分的にもこういうシチュエーションが結構よかったからだ。

ハリーはもどかしそうに、相手のコートのボタンを片手で外し、前を開けるとため息をついた。
「ドラコ、着込みすぎだよ」
「仕方ないだろ、外出するときはスーツしか着ないんだ」
「休日なのに?」
「休みでもだ」
「もっと柔らかい着心地のいい服を着ればいいのに」
「普段着は屋敷で着るものだろ?」
「貴族のお坊ちゃまらしい、優等生な言葉だね」
「バカにして」
口では軽い言い争いをしているのに、ハリーは嬉しそうに相手の服を脱がしにかかっている。

コートを取り去り、ジャケットを開いて、スラックスからシャツを引っ張り出すと、アンダーシャツごといっぺんにめくり上げて、その中にいきなり手を突っ込んだ。
乾いた指先で突起を摘まみ、軽くひねる。
「い……た――。んんっ!」
何度か胸元から肉の薄い腹をさすりみぞおちまで撫でると、強い力で肩を押してドラコのからだを反転させた。
ドアに押し付けるとその背中に覆いかぶさり、自分の右の指をドラコの口に押し込んだ。

「舐めて」
命令ともお願いともつかない声を耳元でささやく。
もう片方の手で器用にベルトの留め金を外し、ドラコのズボンを膝下までずり下げた。

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ここからR-18指定になります。
続きは同人誌にて。

作品名:【中身見本】Innocent World 作家名:sabure