地球
それは誰のせい
地球が緑をうしなったら
それは誰のせい
地球上の多くの生き物は
誕生と絶滅を繰り返し
生き物は寄せては返す波のような
大きなうねりの中の泡沫のごとく
浮かんでは消え
人の傲慢は多くの生き物を殺し
青い海を汚し
緑を剥ぎ取り
そして自らをせとぎわへと追い詰めたかも知れない
それも、うたかた
星の命は尽きることなく
ただ、静かに身を震わせるだろう
その身震いに今を生きるものが
すべて消え去っても
星は新たな生命を宿し
静かに瞬くだろう
そこには私たちはもういない
人という生き物はもういない