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ことば遊び(詩)

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た遊び


たあいも無いしたわいも無い同じ毎日
たいくつな時間が多いコロナ禍の生活
たうの梅雨時までには終わって欲しい
たえ間なく未来は過去になっていく
たおれず暇つぶしをしよう

たかお山という登山客の多い山
たきもあって修業の場となっている
たくさんの人が登るから行列にもなる
たけはなぜか見当たらないが杉は多い
たこの形に似た老杉もあるのだ

たさんの家族は昭和には多かった
たしかめるまでも無く戦後にピーク
たすけあいながら生活してたのだろうな
たせない親の収入を長兄が補うという図式
たそがれ時には次々帰宅し憂いを感じる暇も無い

たたかれても突かれても
たち向かい続ける剣道の修業
たつじんの技を盗むのは簡単ではない
たて師になるのが夢だが本音は
たとえなれなくても切られ役

たなんなことが待ち受ける人生
たにんの世話にならずに生きていくことは出来ない
たぬきという名前の入った食品は食べている
たねから育つ生物は多いし人間だってそうだ
たのしく仲良く生きようよプーチンさん

たはたを耕し害虫を退治して
たひんもくの食物を作り出す
たふな体力と気候の悪化に耐える精神力
たへしのんで続けてきた結果
たほうめんにわたる機械化が進む

たまたま周りが同じ民族の国に生まれた
たみんぞくが混在している国は抗争も起こりやすい
たむけられた花束の下で骨になっていたかもしれない
ためらいなく一般市民に銃口をむける自国の軍隊は恐怖だ
たもくてきな目標のあるSDGsには軍隊の項目は無い

たやすく物事を覚えられるひとより
たゆまぬ努力によって結果を得たひとのほうが
たよられる人間になれるのだろう

たらふく食べても飲んでも精神的にまだ何か
たりないと感じるのは食べる以外での不満があるのだろう
たるんだ贅肉を鏡に映してみても
たれんとと自分はそもそも違う人種だと思考停止
たろいもだったら高く売れるかな

たわわに実った稲穂の姿は郷愁を誘う
たを遊び場にして土が固くなると怒られたっけ
たんぼという温かみのある音韻も好きだ

作品名:ことば遊び(詩) 作家名:伊達梁川