つぶやき詩集 (2)
さくら
さくら・・・人の心にある、さくら
人は自分のさくらを持っている
春の訪れに誘われて南から北へ
夢を乗せて上っていく
さくら・・・何処にでも咲く、さくら
人はけっして同じさくらはないことを知っている
白やピンクの花に思いを込めて語りかける
舞い散る花びらに敷き詰められた道は
何処までも繋がっていく
さくら・・・人の心に様々に咲き誇る、さくら
どんなに厳しい冬でも、春の訪れを伝えてくれる
百花繚乱の如く咲き乱れる、さくら
やさしさやさみしさで、人の心を揺らす
さくら・・・悠久の昔から変わることのない生き様、さくら
いつまでも、いつまでも咲き続けてくれるだろう
作品名:つぶやき詩集 (2) 作家名:Riki 相馬