つぶやき詩集 (2)
真実をみつめて
人が真実をみつめるとき
人間らしさを感じる
人は真実をみつめるとき
耐えうる心を想う
寒い北風に引きちぎられそうな肌の冷たさも
暖かな春が来るから耐えられると
灼熱の太陽に焼きつく身体も
彩られた秋に癒される事を知っているから耐えられると
人は真実をみつめるとき
何が必要が考える
ふれあいの中にある温もり
取り留めのない会話の楽しさ
心通い合う仲間の大事さ
そして、知るのさ
人は独りでは生きていない事を
人は真実をみつめるとき
恋に焦がれる想いに心を傷めることも
恋のエゴに身を引き裂かれることも
その先にある、真実の愛に辿り着くことを信じているから耐えられる
何にものにも変えられない愛を掴むまでそんな葛藤を繰り返す
そして、本当の愛にめぐり逢うだろう
そしてまた、人は真実をみつめ、求めて行くのだろう
作品名:つぶやき詩集 (2) 作家名:Riki 相馬