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つぶやき詩集 (2)

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よみがえり



あのメロディーにうながされ
あの日がよみがえる

それが愉しい日ならいいのに

帰りの車内に取り残された俺は
淋しさの中で聴いていた

2人のシーズン

それはパーキングエリアに消えた

砂浜での笑顔は誰の為なのか
突然消えた

君の好きだったあの曲は今は苦い思い出と共に
よみがえる

秋の風に君の香りが・・・
俺を振り返らせる

あの日を恨んではいけないと解っていても
その日が来ると君の香りがよみがえる

人の記憶は消えないものなのか?
人の思い出は失う事はないのか?

その日がくると思うこと

よみがえる
よみがえり

耳に残るメロディー
香りに残る君との記憶
手に残る日焼けした肌の感触

よみがえる
よみがえり

人はよみがえりを乗り越えて成長するのか
人は記憶を思い出にして生きて行くものなのか
人は懐かしさの中に身を置いて生きて行くものなのか
人はよみがえるよみがえりを感じながら先へと進むのだろうか


誰もその答えを知らないだろう

作品名:つぶやき詩集 (2) 作家名:Riki 相馬