自由 (詩集)
それはお酒ではない 2
もしあなたが
まだ好きでいてくれたら
俺はきっと行くのだろう
もうかなり前から
独りだと知ってたけど
行けなかったのさ
でもやっぱり
あなたが好きなんだろう
毎日思い出している
あの日流したあの涙
古いワインではなく
ウィスキーでもない
ブランディではなく
ビールでもない
俺はそっと飲みたいのさ
あなたの あの涙
あなたの目から
流れていたものを
受け入れてくれるだろうか
あなたは俺を待ってるだろうか
あの涙 あの涙 その味は
古いワインではなく
ウィスキーでもない
ブランディではなく
ビールでもない
きっと俺は飲むのだろう
あなたの目から
いつか流れていたものを
end