こんな気持ち
今回のことがきっかけで、私は京ちゃんを失いたくないという自分の気持ちを再確認できたし、また京ちゃんも同じ思いだったらしく、私たちはこんなメールを交わした。
「 京ちゃんへ。
今日は、ショックな朝から始まったけど……
結果的には京ちゃんが好きっていう気持ちを再認識できたから、良かった!っていうことになるのかな……。
毎日毎日が、なんとなく楽しい。何をしてても、楽しい。
そう思えるのは、いつも京ちゃんが心の中にいるからだと思うんです。
京ちゃん、本当にありがとう。
これからも、ずう―――――――っと宜しくです。
大好きな京ちゃんへ
いつまでも子供みたいな ゆうかより 」
「 ゆうかへ
嫌なきっかけだったけど、お互いの気持ちを再確認できて良かった。
ゆうかが可愛くて仕方ないんだよ。大切にしたいんだ。
でもね、僕の所有物ではないんだから、自分で判断して行動することも当然あることだよ。
僕もゆうかと過ごしてきたこと、これからのことなどを考える時が増えてきたんだよ。
それが楽しいんだよ。嬉しいんだよ。
本当にゆうかと知り合えて良かったと思っているよ。
僕こそ、ゆうかにありがとうって言いたいよ。
ありがとう、ゆうか。
これからも、ずっと一緒にいるための努力はしないとね。
ゆうかの子供みたいなところがダ〜イスキだよ。
ずっとくっついていていいからね。
それが僕は嬉しいから。
ありがとう、大好きなゆうか 」
こうして私たちはこれからも、ゆっくりゆっくり手を
つないで、恋坂を登っていくことにしたのです。