インセクトイリュージョン
「ユウキそれは外で言わない方がいいわよ。サインした紙にも守秘義務があるって書いてあったでしょ。」
「そうだけど、「虫」がいたと仮定すれば俺たちの学校が凍っているのって説明つくだろ。VR空間行く時カプセル入って気を失うとVR空間の中にいるって教えられているけど、本当にそうかは分からないわけだし。」
「ユウキの言いたいことは分かります。しかし、それが本当であったところでどうしようもないのも事実でしょう。僕たちが知っているのはVR空間での呼び出し方だけなんですから。」
「あいつらの言うことが本当であれ、嘘であれアタシたちは優勝する他ないのよ。だから余計な事考えてないで優勝することだけを考えなさいよ。」
「そうだな、ゴメン。変なこと言った」
イツキやスバルの言うとおり気になることがあっても俺たちには優勝するしかないんだよな。俺たちの友達を助ける為には・・・
作品名:インセクトイリュージョン 作家名:洋紅色