つぶやき詩集 (1)
This is It !! Micheal
君と出会ったのは
君が10歳、私が13歳だった
そのボーイソプラノを聴いた時
それまでのキングの声で頭がいっぱい
だったのを追い出し始めた
ビートルズも過去のものに
なって行った
♪I want you back
君の歌と踊りに魅せられていった
音楽を覚え、踊りも覚え
君にハマって行った
でも、天才的な君には
敵うはずもなく
一、ファンになるしか
なかった
♪ABC
君の歌声は、耳から離れなくなった
時代の流れも、君をもてはやしていた
♪I'll Be There
それからはヒットヒットの連続
ディスコへ通い始めた私は
歌声に酔いしれるように踊った
♪Rockin' Robin 1972
君は間違いなくスターであり
エンターティナーの道を歩いていた
しかし、そこには隠れた苦労が
ちらちらと見えていた
厳しいショービジネスの中で
試行錯誤しながら自分の音楽を
模索していた君を私は同情せざる
おえなかった
同時に自分の将来も見え出して
来た頃に君は消えた
♪Ben
この歌声を聴けなくなっていた
私は自分の道を歩き始めた
そして、気持ちの余裕が出てきて
再びディスコに通い始めた時
君に再会した
♪Off The Wall
鳥肌が立ったそのとき、君は私の中に戻ってきた
しかも、歌も踊りもよりグレードアップしてそこにいた
それ以降の活躍は水を得た魚のようにエンターティナー
として、しっかりとその存在感を示していた
♪Don't Stop 'Til You Get Enough
♪Wanna Be Startin' Somethin'
♪Rock With You
「KING OF POP」と呼ばれる君を俺は心配だった
出会って20年が過ぎて、改めて君を見つめた時
そこにいる君の輝きの中に観た影
でも君はヒットを連発して行った
♪One More Chance
♪Man In The Mirror
♪Beat It
ヒットが続く中、様々な不運や不幸が君を
見舞っていた
それでも、ヒットを飛ばし続けなければ
ならない君は、突如その歌をやめた、その踊りを停めた
♪THRILLER
♪Billie Jean
この頃から、10歳前から周りに作られてきた
君がやっと、自分で自分を表現できるようになった
真のエンターティナーになったと私は確信した
しかし、その後は心無いファンからのバッシング
スキャンダル、その中でも言い訳をせずにいた君
いつしか、平和、愛、自然を守る使命感が宿った
ようだった
♪"We Are The World"
しかし、再び君は止まった
そして、長い沈黙の世界に君はいた
そして40周年という節目に君は動き出した
私は待っていて良かったと感じていた
そして・・・悲報
KING、ジョン、マーヴィンと憧れのミュージシャンのショッキングな死
それが、君に訪れるとは誰が思っただろう、誰がそれを信じただろう
コレが君の言おうとしている「This is It」なのか?
そして、今日「This is It」を観た
そして、君のメッセージを聴いた
愛と自然、地球は熱い
まだまだ、地球を熱くしたい
愛を・・・
♪THIS IS IT
観終えて感じたままを書こう
ロンドンコンサートは観たかったけど
このドキュメントが最期で良かったのかもと
何故か?大観衆の中で観るより
自分にとってのマイケルと向かい合えたと実感した
映画の始まりと共に体が揺れだし、足がバスドラを刻み
口には歌詞が飛び出して、膝を叩いていた
これは、40年前に出会った時と同じだと
思ったとき、自分の中のマイケルが踊った
確かに死んでしまったことは悲しい
しかし、自分のマイケルは生きている
それぞれの中に・・・・
作品名:つぶやき詩集 (1) 作家名:Riki 相馬