つぶやき詩集 (1)
遥かなる憧れ
おのれの若き頃を
振り返る時
遥かなる人への
憧れが懐かしい
おのれの志が
真っ直ぐ通らず
折られた時は
彼の人は
おたおたするな
左を見たり
右を見たり
しろよ
道は一つじゃないぜよ
おのれが走りすぎて
周りが見えない時は
彼の人は
急いで歩いても
ゆっくり歩いても
一日は一日じゃよ
おのれが淡い恋に
敗れた時には
彼の人は
川の流れを
見てみろよ
色んな流れが
あるじゃないか
おのれが挫折して
涙で前が見えない時
大空を観ろよ
大地に寝転んで見ろよ
自分のちっぽけさに
気付くぞ
遥かなる人に
憧れてた時
青春の息吹を
感じながら
つぶやいている
自然体でいろ
肩の力はいらない
何故なら
お前は独りで
生きては行けないのだから
作品名:つぶやき詩集 (1) 作家名:Riki 相馬