つぶやき詩集 (1)
わが心
今、自分が何処に留まって
何処に向かおうとしているのか・・・
時折、歩みを止めて思いを巡らせることが
増えてきた
色んな関わりの中で、色んな出会いがある
色んな出会いは、色んな感情を生む
その生まれた感情で、また新たな関係が築かれる
築かれた関係から思いがけない感激と出会う
その感激は己の心に何かを気づかせてくれる
その心の動きが新しい感情を生む
何処までもそんな繰り返しなのか・・・
いつも、己を留めている感情が同じに見える
10代、20代、30代と怖いもの知らずで
駆け抜けてきた
山ほどの出会いに、山ほどの別れ
星の数ほどの失敗に、わずかに残った自信
それを力に歩んできた
40代、若い頃に憧れていた年齢に疑問を感じた
同じ失敗を繰り返していたし、疲れていた
50代になって今、やはり考え方が変わっていないのに
気づいてしまった
ただ、失敗の対処に慣れているだけで何も変わっていない
いまだに、自分が何かを探って生きている
これで良いのか、それでいいのか・・・・
作品名:つぶやき詩集 (1) 作家名:Riki 相馬