つぶやき詩集 (1)
秋へ
誰もいない砂浜
足跡のわすれもの
早いサンセット
秋支度への誘いなのか
名残り惜しそうに駆け回る子供たち
それを越えていくラブラドール
きらきら銀嶺の波間
心を洗い流してくれる
木々の色づき
雲の重さ
頬を撫でる風
秋へのプロローグを教えてくれる
これからは山に入ろう
そして、色づく森に身を置いてみよう
そしたら、見えてくるさ
熱さに振り回された自分を
悩み続けた夜を
疲れた思いを抱えた心を
見えてくるさ
自然の中の小さな自分を・・・
それから・・・・・
作品名:つぶやき詩集 (1) 作家名:Riki 相馬