頑張らない介護
それから、タウンページやインターネットで
情報を探索した
ある介護サービス会社をみつけた
『お気軽になんでもご相談ください。
ご相談・お見積り・無料・出張いたします。
・・・・・介護ステーション む〜みん』
電話をかけてみた。
留守のようで、電話は転送された。
『は〜い、大変お待たせいたしました。
介護ステーション、む〜みんでございますぅ〜。』
俺
『あっ、もしもし、実はですねえ・・・・・・』
今の状態を全て話した。
む〜みんさん
『はいはい、状況はなんとなくお察しできました。
今ですねえ、お宅の近場を車で走っておりますので、
よろしければ、今からお邪魔してもよろしいですかあ?
今から20〜30分でそちらに行けると思いますが。
いや、ご都合が悪ければ後日でもかまいません。
ただ、状況を察するに、早い手立てが必要かと思います。
あっ、くれぐれも、私をお客様扱いはしないでください。
おそらく、お父様のお部屋は汚れているとか、お部屋が
匂うとか、そんな状況なのではありませんか?
どうか、片付けや掃除はせずに、そのまんまの状態で
私を迎え入れていだだけますでしょうか。』
なんだか手慣れた感じの人だなあと思った。
俺
『はい、わかりました。
そもそも出かけることは出来ませんので、ずっとおります。
急では、掃除をしたり、迎える準備ができないために
躊躇しました。
そのまんまの状態でよろしければ、
今からお待ちしております。
急ぎませんから、気をつけて来て下さい。』
と言って、電話を切った。