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★風神雷神☆彡
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novelistID. 29402
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頑張らない介護

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 親父の変身・・・
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『うわぁ〜、わぁ〜〜〜〜。』

・・・・へんな鳴き声で目が覚めた。
俺は、ソファでうたた寝してしまったらしい。
妻は、ダイニングテーブルに顔を伏せて寝ている。

慌てて廊下に出て見ると、廊下はところどころ
濡れており、下半身をビショビショに濡らした親父が
トイレの前で泣き崩れていた。


親父
『ごめん、ごめんなあ。。。。
お父ちゃんなあ・・・お父ちゃんなあ・・・・
もう、何がなんだかよくわかんねえんだ。
ごめんな。洩らしちまったよ・・・ごめんなあ・・・・。』



『大丈夫だから。ほら、そのまま風呂場へ行こう。
風呂入ろうぜ。背中流してやっから。』

そして、洗面所で服を脱がせ、風呂場へ行った。。。。

親父は、ずっと謝っている。。。

シャワーを親父にかけながら、


『どうだい?気持ちいいべえ?
気にすんなよ。みんなこうなるんだよ。
いつか俺もこうなるんだ。みんな避けられない事なんだよ。
こうなってさあ、面倒みたりみられたり、幸せな事だよなあ。
おふくろは、こんな思いもしないであの世に行っちまった。
その分、面倒みろよって親父にのしかかってきたのかなあ。』

親父は、泣いていたことも忘れたのか、急に鼻歌を歌い出した。


『気持ちいいか?』

親父
『ああ、いい気持ちだあ。次はお父ちゃんが背中洗ってやる。』


『今日はいいよ。明日、洗ってくれや。
さっきの歌はなんだよ?』

親父
『歌?なんの歌?』


『さっき、歌ってたんべや?』

親父
『俺がかあ?歌をかあ?』


『・・・・・そっか。・・・まっ、いいや。』







作品名:頑張らない介護 作家名:★風神雷神☆彡