頑張らない介護
ある日曜日の朝、外から機械の音がガアガア聞こえる。
何事かと外に出て見ると・・・
『おおっ!おはよう。今日は、家の草刈りしたんでね。
そのついでだから。』
と、言いながら向かいの家の旦那さんが、うちの庭の
雑草を草刈り機で刈っていた。
俺は、涙がでるほど嬉しかった。
旦那さんは、
『親父さんはどお?元気かい?
ここからなら、お宅の和室がよく見えるし。
俺がいるうちにワンちゃんの散歩行ってきなよ?
詳しいことは、そこのコンビニの店長に聞いたよ。
何でも気軽に言ってくれよ。
俺たちは経験がないから何をしてあげればいいのかが
わからない。
思いついたのが、この草刈りぐれいだ。
大変な状態なんだなあってのは、この雑草の伸び加減で
わかったよ。
無理しないで、頼れることは他人に頼らなきゃだめだよ。
自分が潰れたら、家族全員潰れるんだ。
なっ!頼ってくれよ。』
( ありがとうございます。。。。
本当にありがとうございます。。。
身内すら、かけてくれなかった、
こんな言葉が、熱く体に浸みわたった。。。。)