我輩はデブである―序章―
ダイエットをしたい人たちの参考になればと、恥をさらしてみることにした。
私は幼い頃から自分の体重や、体系を気にしたことが無かった。なぜなら11歳にして163cmと、その年齢の女子としては結構背が高かったため、他の友人達と比べて体重が重いのは当然のことと思っていた。
中学・高校・大学で周囲の友人達が、ダイエットだ、美容だと騒ぐ中、私は三食おやつ付きの生活を続けていた。そして、社会人になり、仕事や人間関係のストレスで三食三回のおやつ付き(つまり一日六食)の生活となった。
もちろん体重は大増量…
友人から「太った」と言われても、健康診断のときに医者から「ちょっと減量しなさい」と言われても、まったく痩せる気にはならなかった。私の頭には「背が高いから体重が多くて当たり前」という変な固定概念があったのだ。
しかし、2010年5月初頭、その概念をぶち壊す出来事が起こったのだ…
実は我が家には体重計が無かったが、母が突然体重計を買ってきた。母曰く「テレビでやっていた『量るだけダイエット』をやってみようと思って~」
その日たまたま家族全員そろっていたため、何故か「邑上家体重測定大会」が催された。
「71kg」
「ちょっと太りすぎじゃないの」
「普通でしょ?」
「デブだよ、だってお父さん68kgだもん」
「・・・・・・・・」
父…183cm 68kg
娘…168cm 71kg
父より身長-15cm 体重+3kg
この時私は悟ったのだ…
我輩はデブである…と
さて、ダイエットをしてみようと、それらしく目標を立ててみた。
「来年の5月末までに-13kg!!目指せ58kg!!」
ぶっちゃけた話、失敗した…2011年7月現在の私の体重は60.8kg。
周囲の友人に言わせると「それは、失敗とは言わないと思うよ…約10kg減ってるんだから…」
自分でもそう思うのだが、なんとなく「脱60kg台」したいので、「来年(2012年)の5月末までに58kg!!」と、目標を新たに現在絶賛ダイエット中。
そんなわけで、約一年のダイエット生活を振り返り、それが誰かの役に立てばと思いながら、キーボードを打っている。
私が実際にやった、有酸素運動や、ストレッチ、自己分析による体重が減らない時期や、原因などを紹介してみたいと思う。ただし、大衆向けのメディアを通じて仕入れたものが多いので、生活習慣や趣向といった個人差によって効果の有るものと、無いものがある。それを念頭にいれたうえで参考にしていただければ幸いである。
作品名:我輩はデブである―序章― 作家名:邑上奈津美