ハアちゃんはご近所の星☆
植えたハナミズキは、
数日後、ついていた花はみんな枯れて落ち、
葉だけが残った状態になってしまった。
葉も日に日に枯れてきてしまった。
うまく根付けされないのか・・・・・
土壌が合わないのか・・・・・
不安がよぎった。
妻と俺は、そのハナミズキに毎日声をかけた。
『おはよ。ハアちゃん。』
『今日もいい天気だ。気持ちいいなあハアちゃん。』
『プウが寂しがっているよ。声をかけてやってくれよ。』
『ハアちゃん、頑張れ。』
『頼む、花を咲かせてくれ。ハアちゃん。』
・・・・・ と、毎日毎日話しかけた。
そして1ヶ月ほどが経った。
雨上がりの朝、妻が
『来て来て、早く。』
と、庭で俺を呼んでいる。
庭に出てみると妻がハナミズキを指さし微笑んでいる。
近づいて見ると・・・・
そこには、枝葉の間に新芽が幾本も生えていた。
今朝も新芽はすくすくと育っている。
☆(=^人^=)☆彡
作品名:ハアちゃんはご近所の星☆ 作家名:★風神雷神☆彡