真面目という檻にて候
見えないものが多い。
ワカラナイ事が多い。
闇雲に前に進む事に対しての、恐怖心のようなものは、いつも同行してくる。
しかし、考えた所でどうしょうもない事が8割くらいだろうとも理解出来ている。
頭から離れて、肉体へ、歩き過ぎて足が棒のようになり、額に汗をかき、筋肉と関節は軋む。
そして死んだように眠り、また繰り返す。
考える時を与えない程の労働に従事して、そこでしか味わえない、疲労から生まれる快楽を連続的に経験する事は、自分の知識としての持ち物を裏付けし更なる深みを産むだろうと感じる。
シンプルな構造なんだ
すべて
でも、人間の身体は上手く出来ている。
シンプルだけど
完ぺきな構造
そ
れを理解するためのシンプルな苦痛。
ある意味の快楽
実は本当の悦び
堅苦しい
脳
作品名:真面目という檻にて候 作家名:junzo7