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アリス・スターズ
アリス・スターズ
novelistID. 204
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WHITE BOOK

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 さて、とソアラ。
「問題は暗号の意訳だよね。想楽、お願いできる?」
「うん、まかせて。」
 まずは比較的理解しやすい前半から訳していくことにする。
「『ほしのひとのうえ』はスターシーカーのトップで、これはエリザのことだね。『こころのいと』はエリザの暗示のことだと思う。それから『まる』は肯定、『ばつ』は否定を示すから、次に並んでる名前はエリザの暗示にかかってるかかかってないか、だと思う。」
 サリアとクレスは暗示にかかっていて、美姫はかかっていない。クフィスとみるむの2人はどうか分からないが、訳の通りであれば間違いないはずだ。
「うむう、クフィスも暗示にかかっていたのか。そりゃ知らなんだ。」
 クフィスは共団に味方するスターシーカーだと聞いた。クレスと同じ暗示をかけられているなら、日頃は雨の日を狙って共団に情報を送っているのだろう。
作品名:WHITE BOOK 作家名:アリス・スターズ