あのひのざんぞうはにじんでいくくせにぼくをとらえてはなさない。きみはわらっていた、たぶんね。ぼくはりゆうをさがすのにひっしだったきがする。きれいにかさなったせんりつはやっぱりこどくをうつしだすことしかしない。きざみつけたひびきでどうやってふみにじるの。かんかくのないゆびさきでさよならをいったってあたたかなそのひとみでぼくをころすんだろう。ひきずるかなしみがきみにとってなんでもないなら、それならどうしてぼくにおわりをつげさせたの。くちびるのはしをゆがめてみせてもぼくはもういのれないのに。
(きみをむしばんだのはひかりだったの?)