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Log②

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無題



銘柄にもよるがワインは熟成されたものの方が美味しい。
これは誰もが知っていることだろう。

友情だって同じようなものだと思う。
古くから付き合いのあるほうが、お互いのことを知っているし、情だって深いだろう。
もちろん新しい友人だって悪くない。


それでも。

空気のような心地よさ。
当たり前に傍にいる存在。
口に出さなくても分かってくれる。

そんなものは、やはり付き合いが古いからこそだと思う。


喧嘩だってするし、いいことばかりではないけど。
あいつがいる空間は嫌いではない。
気を使う必要がない。


普段は気にもしていないが、当たり前に存在していて。
それでいてなくなると困る。
「空気みたいな存在」というのはあいつみたいなのを言うんだろう。



なぁ、やっぱり友情は古いほうがいいよな。
楽で居心地がいい。安心できる。


ならば、愛情はどうだろうか。


2009/05/31
「友人とぶどう酒は古いほうがよい」


作品名:Log② 作家名:akito