OEN-SIDED-LOVE パラダイス~MANZAI~
浪花高校はもち共学で制服も可愛くて校風も普通の学校と比べるとかなり自由で私の家から1時間以上通学にかかるけれどそれでも行きたくなる高校。
で、今日は楽しみにしていた文化祭、おもにクラブに入っている人が出店や出し物やってて華やか!
私は帰宅部で気楽なもんなんだけど思ったよりお客さんも来ている。
-「プログラム7番 落研サークルによる『KAZUMASA』の漫才です」-
とアナウンサー志望なのか?はっきりした口調の声。
内心これを待っていたんだよね。
お笑い番組が大好きな私、さっきの演劇もそこそこよかったんですが、
笑えるところがすくなかった。
男性主人公の人、男子部員が少ないせいか?あまりかっこよくなかったしぃ。
そうしているうちに漫才コンビ『KAZUMASA』がでてきた。
「こんにちわ!はじめまして『KAZUMASA』です。こんな舞台でるのは初めてできんちょうしているんですが…」
と言いながら緊張している様子はみられない。
二人の服装は、左のツッコミの方は黒の花柄のカッターシャツに黒のズボンでサスペンダーでとめている。髪型はスポーツ刈りぽい短め。
左のボケのほうは赤茶色のブレザーに紺のズボン髪型はちょっとパーマがかかっていて茶色っぽい色をしている。
私は右側の人に目をみはった。顔はかっこいいってこともないけど笑ったらめちゃ可愛い。雰囲気がなんかのほほんとしていい!
つい隣にすわっている友達由美子に聞いた
「ねぇ、由美ちゃんあの右側の人名前知ってる?」
「えっ、知らないの?部活紹介の時セーラー服きて女装してきた神埼さんよ」
「うそ~あの日休んでた。え~みたかったよ~」って言った時どっと笑いがおこった。
えっ?なんで笑ってるの?ちゃんと聞いとかな~。
内容はこの学校の先生ネタとかでマニアックだったけど客のほとんど半分はこの学校の生徒なのでこの学校の生徒にはめっちゃうけてた。
他の学校の生徒とか生徒の親とかはきおくれしてたけど、
雰囲気でちゃんとわらってる。
『KAZUMASA』の二人は相変わらず緊張した様子はなく楽しそうにやっている。
私の目はもう右側のボケの神埼さんにくぎずけになっていた。
作品名:OEN-SIDED-LOVE パラダイス~MANZAI~ 作家名:優希梨乃