第二章 第四話 剣術部隊集結のお知らせ
「剣術部隊が集結するぞ!」
「やったあああああ!!」
次々と先輩兵士達は喜びを表していた。
僕達も他の部隊と会うのは初めてだからうれしいなぁ。
もしかしたら僕達と同じ歳の子もいるんだろうか。
仲良くしたいなぁ。
はやく喋りたいなぁ。
「といっても半分だけだけどな。」
西王隊長もうれしそうだ。
よかった、みんなの嬉しい顔が見れて。
「三船君のお友達もいるのかな・・・」
僕に話しかけてきたのは同じ学校から来た「国重」君。
おうちがお国の仕事をしているんだって。
「かもね・・・・」
「どうする?教える?」
「いない時点でわかることだし・・・・聞かれたら言えばいいし・・・ね。」
僕達は少しだけ落ち込んだ。
だけど落ち込んでなんていられない!
遠くから来る我等が同士を待ち続けるんだ。
そのためには生き残らないと!
頑張ろう!
頑張ろう!!!
頑張ろう!!!!!
そして待ちに待った仲間たちが次々と上陸してきた。
幾度の戦いを潜り抜けてきた部隊もいた。
残念ながら辿り着く前に全滅してしまった部隊もいた。
遠くてまだまだ着てない部隊もいた。
しかし僕達は毎日毎日全員が集まることを願った。
さて、後残るのは一番近いはずの部隊。
君たちは生きてる?それとも死んでる?
作品名:第二章 第四話 剣術部隊集結のお知らせ 作家名:sanze1991