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第一章三話 剣術部隊集合のお知らせ

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俺達「剣術部隊代2~4班」は奇妙な味方兵「チェルグ=ファルガス」と共に今日も先へと歩いていた。
そして俺達はパプア=ニューギニアの駐屯所で2,3日過ごすこととなった。
「剣術部隊大尉殿から電報でございます。」
「ごくろう。」
「では、失礼します。」
「大尉殿はなんと?」
「うむ・・・・全員集めろ。」
「ハッ。」

その頃俺はこの部隊で仲良くなった「一宮」と雲を眺めていた。
「実はさ、俺の友達も剣術部隊なんだよね。」
「どこの班なんだ?」
「うーーーん。確か第一斑さ。暑いところとか言ってたような。」
「へぇ。どこなんだろうな。」
「それよりあいつ、元気にしてるかな?」
「どうだろうな・・・北の方で戦闘があったそうだが」
「俺達の部隊かな・・・・兵士同士じゃ通信もできやしない。少し心配だな。」
「そうだな・・・・・」
その時ゾロゾロと集まる兵士達を見た。
「なんだろう。」
「お前ら、隊長がお呼びだぞ。」
「わかりました。」

「えー先程剣術部隊大尉染川殿から電報を言付かった。心して聞け。」
「・・・・・・・・」
「ケンジユツブタイ イチドウココロヲヒトツニシテ シユウケツセヨ」
ザワザワと先輩兵士達はざわついた。
「先輩・・・どういうことですか?」
「剣術部隊全班集まれ。ということだ。」
「え?」
「場所はフィリピンだ。」
「あ、あそこ付近はたしかイタリア部隊がいるはずだよ。」
「ではチェルグ伍長とご一緒しましょう。」
「はい。向こうに行けばきっと仲間もいると思います。」
「しかし随分遠いところだな。歩くのにも時間がかかるぞ。」
「では、二日後ここを出発する。それまでに各自の荷物を整理せよ。」
「はい!」
「手紙を書くものはいるなら明日中に駐屯所の電報係まで提出しろ。」
「はい!」
手紙か・・・・書いておくか。
「墨田君は手紙書く?」
「あぁ。一宮は書くだろう?」
「うん、母上と兄弟が心配してるだろうしね。」
兄貴、千種、母上、燈瑚は元気にしています。
そちら様はお元気でいますでしょうか。

そして出発の日となった。
上官殿はさわやか過ぎるほどの笑顔で隊員に聞いた。
「で?チェルグ伍長はどこだ?」
さわやか過ぎる笑顔だけど目が笑っていませんよ・・・上官殿。
「ね・・・ね・・・・」
「ね?」
「寝てます・・・」
「ハ?」
「寝ているであります!」
「起して来いたわけどもおおおおおおおおお!」
隊長はいつもよりピリピリしていた為とても短気になっていた。
しかしあのイタリア兵、どんな神経してるんだ?
わからねえ・・・・
「えへ~。久しぶりに夢を見たら寝坊しちゃった~。あ、皆さんおはようございま~す。」
うん、きっと俺だけじゃない。
今この状況を診て思ったのは俺だけじゃないと信じてる。
【一度お前の能の中を病院で診てもらえ!】
その態度を見たいつもより短気になっている上官殿は
「チェーールーーーーーグーーーーーーー!!!!」
と、こぴっどく叱られていました。

そしてぼく達は仲間が待つフィリピンへと移動する。