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第一章二話 奇妙な味方兵の登場

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俺こと墨田燈瑚は現在「パプアニューギニア」という地方に出兵しています。
パプアニューギニアはとてもおいしい果実があるそうです。

「あれ?あそこにいるのは誰でありますか?」
そこには一人の・・・・外国兵?
「上官殿。あそこに外国兵が・・・・敵兵ですか?」
「ん・・・・あれは・・・」
「あ、君達日本兵だよね!おれっちはイタリア兵だよ!」
と、あのイタリア兵は場違いにも程があるほど大きな声で俺達に声をかけてきた。
そのおかげでイタリア兵の後ろからゴゴゴゴゴと聞きなれた音が・・・・
「連合軍だ!!」
「うわあああああ助けて~~~」
「ばかっ!こっちに来るなぁあぁぁぁ」
「今回だけは戦うな!総員退避――――――!!」
と、命からがら連合軍から逃げました、イタリア兵つきで。
「チャ・・・・・チャオ」
「チャオじゃない!お前は誰だ!」
上官殿は銃を突きつけて(自称)イタリア兵に問いつけた。
「ひえええええ!こわいよぉぉぉぉぉぉ!俺は本当にイタリア兵だよぉぉぉぉぉおよよよよよよ」
と、泣くわ喚くわ白旗振るわこいつはなんなんだ。
こいつが神風日本と手を組んでる枢軸国イタリアか?
信じろというほうが難しい・・・・
「わかったわかった。お前がイタリア兵だということはわかった。ハァ・・・それで階級と名前をお聞かせください。」
「ハ・・・・ハッ。俺はイタリア兵のチェルグ=ファルガス。階級は伍長であります。」
「私は剣術部隊第2~4班班長の清水伍長です。」
班のほとんどは疑心暗鬼な目でイタリア兵を見たが・・・・まぁ、上官殿が信じてるから皆は信じることにした。
しかし人間信じるととことん信じるみたいで早速イタリア兵に話しかけていた。
「チェルグさんはどうして一人なんですか?」
「え~?迷子。」
「迷子?!じゃあ探してるんじゃ」
「ん~ん。おれっちの班全滅しちゃったんだよね。昨日。だから、仲間がいないか探してたんだ。」
「そうか・・・・イタリアは私達と同じ枢軸国だ。だから、丁重に我が部隊に招待します。」
「ありがとうございます!」
そして奇妙なイタリア兵との共同生活が始まった。