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剣道部と風に揺れる相思花

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不屈の精神=気にしない!!


そして始まった練習試合。
結果は言わずとしても予測でき・・・
―――無論、惨敗。
思い出したくもないほどの惨敗。
そして、今何をしているかというと。
「おい!まゆげ。おにぎりよこせっぇい!」
「いやです!てか俺はまゆげじゃないです。」
「とりゃ。」
「「おれのおにぎりぃぃぃいッ」」
漁夫の利の実演・・・。
遠征先の中学校ですよ。ここは。
ふぅ・・・。後ろから殺気…じゃなくて人の気配。もしかしてこれは…。
「あのぉ。西篠先輩、怖いです・・・。」
なんで私の真後ろで素振りしてるの!こわい!とてつもなく怖い!
もしやこのひとは―――――
「お昼御飯忘れました?」
「……。うん。」
「おにぎり要りますか?」
「大丈夫!」
なんなんだ!!まったく。
というか、皆試合の話とかつくづくしないなぁ。
「うん。みんな気にしてないし。」
「今の声出てました?」
「沖名先輩にわからないことはないんだよ!!」
まじすか。・・・まいっか。
そして昼食は終わり。
「おーい。帰るぞ!」
西篠先輩結局何も食べてないのに・・・。元気だなぁ。