小説が読める!投稿できる!小説家(novelist)の小説投稿コミュニティ!

二次創作小説 https://2.novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
オンライン小説投稿サイト「novelist.jp(ノベリスト・ジェイピー)」

君と僕の物語 _第一話_

INDEX|1ページ/1ページ|

 
僕の名は、レイス。

僕の生まれた時代、生まれた場所では、人は皆、金色の髪と青い眼を崇拝していた。

金髪の髪と青い眼を持つ者は、王族として君臨する。

その他の髪の色、眼の色を持つ人は皆、平民だった。

しかし、何故か紅い眼をした者は呪われた眼と呼ばれ、蔑まされていた。

そんな差別の多い時代、僕は不運なことに



金髪の髪に、左目は青い眼、右目は紅い眼で生まれてきた。



僕は、親がいない。

正確には、親の顔を見たことがない。

けれども、僕が生きているということは誰かが僕を生んでくれたのだろう。

きっと僕は、生まれてすぐ捨てられたんだ。

そして僕は、誰かに拾われ、売り飛ばされ・・・

いったいどうしてそうなったのかは、分からないけど

物心ついたころには、どこかの大きな屋敷で働いていた。

当時、僕は5歳だった。

屋敷の人が配慮してくれたのか、右眼は前髪で見えないようになっていた。

屋敷での扱いは、差別され酷いものだったが、生きていけるだけ感謝した。

それでも、毎日が辛くてどうしようもなかった。

そんな時、君に出会った。




続く。