ゴールドとカッパーの心理合戦(ココロしあい)
序文というか、お説法
嘘は『バレる』ものです。
演技は『バレる』ものです。
打算と計算に基づいた行動は、簡単に見透かされます。
なぜなら、利己心に基づいているからです。
なぜなら、疑心暗鬼を生むからです。
嘘で人を欺くのは、ただ”自分の利益の為”。
人に分け与えようとする善意はそこにはなく。
だから、簡単に見透かされるのです。
なぜなら、徹頭徹尾――”自分の為”でしかないのですから。
でも、人のためにつく嘘は悪い事だと言えるのでしょうか?
一概に、そうだとは言えませんよね?
『何か事情があってのことだと』――
そういうこともあるやもしれません。
そして、”最もイケナイこと”。
それは…。
”他人の嘘を見破って、その人の秘密を暴き、あまつさえ
それを盾にして脅し、自分の意志に従わせる”という
『節操のない行為』。
そうしたことをする人は決まって――
作品名:ゴールドとカッパーの心理合戦(ココロしあい) 作家名:ミムロ コトナリ