imagination
「おはよう。」
『マリア』
それが私の名前だ。聖界と言われてるところでは二種類の世界がある。
一種類は天界と言われている。
天界は天使達の世界でマリア(私)を筆頭に成立している。
もう一つは冥界と言われてる。そこではアクアを筆頭に成立している。
その冥界は天界を奪い、自分たちが支配するために天界を襲う機会
を狙っていた。
アクアがマリアに一騎打ちしようと言いだしたのだ。
マリアは一騎打ちで勝てば、「二度とこの世界を襲わない」
という条件で、これを受け入れた。しかし、2人の力はあまりにも強く
その力に世界が耐えきれなくなり、ついに世界は崩壊した。
その時、たまたま目に付いた少女に2人の魂が入ってしまった。
しかも、2人だけではなく聖界にいたすべての人々の魂が少女以外の人間にも
入ってしまったという…。
そして、聖界にいた人に魂が入った人間は、
仲間を見つけては喜び
敵を見つけては争いを始める。
その争いは、相手の魂を奪い自分の糧とすることだった。
魂を奪い、糧とする事でより強い力を得るか、聖界にいたころの記憶を取り戻す
事が出来る。
また、それは「レイル」(=宿主)にも影響し、その者の心が強ければ強いほど
より力が手に入るが反対に弱いと力は少ししか手に入らない。
これはどちらにも共通することだが、レイルの心が力に耐えきれなくなったとき
または死んだ時、ティーラ(=レイルに入った聖界の魂)も死ぬ。
ただし、ティーラはレイルが死なない限り、死なないが、レイルに自分の存在を
見つけてもらわないと、力は使えない。
これが世界の始まりである――――
作品名:imagination 作家名:マリアンヌ