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タチバナ キサヤ
タチバナ キサヤ
novelistID. 27429
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君にもらうもの

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「危ない」って思った。
ケガしてないか「心配」になった。
そして、私はその場から走っていった。


『 君からもらうもの 』


入場門に集まると貴方はもう列の中にいて、後から来た私に手を振ってくれた。

「おせぇよ、お前。心配したじゃん。・・・・まぁいいか頑張ろうぜ」

赤い長めのハチマキを締めなおして、笑いかける。
私よりも10センチは高い目線の彼に私は、「うん」としか言えなかった。
今年初めてクラスメイトになって、このリレーの練習の時まで、言葉を交わしたことがなかった。
入場のアナウンスが流れる。
私たちは列を成し、グラウンドの中央へと進む。
全校生徒が興奮気味の歓声で私たちを迎えてくれる。


『そばにいろよ。かっこいいとこ見せてやるから。』