小説が読める!投稿できる!小説家(novelist)の小説投稿コミュニティ!

二次創作小説 https://2.novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
オンライン小説投稿サイト「novelist.jp(ノベリスト・ジェイピー)」

CROSS 第2話 『9番目の異次元ステーションでの災難』

INDEX|1ページ/30ページ|

次のページ
 

第1章 悲劇



   第2話 『9番目の異次元ステーションでの災難』

【時間軸】 … 異次元暦42733年 9月8日
【場所】 … 特殊部隊『CROSS』に救援を要請する3時間前
       の異次元ステーション『DW9』にて……。



 その異次元ステーションは、大日本帝国連邦が9番目に建設した
総合ステーションであった。 ほとんど軍事目的の利用が現状なの
だが、地理的に競争相手国である大国に一番近い位置にあるため、
そこの生物との話し合いが行われることもある。

 そこの異次元ステーション内にある司令官室では、大柄な黒人の
ステーション司令官が机で熱心に資料に目を通していた。(一方、
そのころ、例の指揮官はマンガに目を通していた…。)その資料は
、現在試験運用中の次世代艦のものであった。

 司令官がその資料を半分ぐらい読み終わったころ、部屋のスピー
カーから、
「司令! ステーションに巡洋艦『エンターP・0』が貨物を届け
 に来ました。予定より少し早いようですが、入港させてもよろし
 いですか?」
と、彼の部下からの連絡が入った。
「かまわないぞ。早く貨物が着くことに困ることはないからな」
「了解! 入港後、すぐに貨物を移動させます」
それで連絡は終わった。

 司令官は微笑みながら、窓の外に目をやり、
「もう少しで完成だ」
と、独り言を言いながら、ステーションに横づけされている次世代
艦を眺めていた。