ドリーム×クロック Ⅲ
デイ・アフター・ランドへの入り口だ。
―――――まぁ、わざわざペットに入らなくてもいいんだが・・・
これは俺のケジメみたいなもんだ。
目を閉じて、意識するだけで行き来できる。
目が覚めると、あの召還カプセルに入っている。
あのカプセルが、元の世界への帰還装置でもあるから、
乗り心地が多少悪くても、文句は言えない。
そんな感じでやってきたこの世界でのパートナーが、
あのうるさい女だ。
この世界では、"レイ"
あっち用は"礼"
ちなみに俺は、あっちじゃ"相留"だ。
どっちも読み方同じだけどな。
レイは俺と違って、デイ・アフター・ランドで生まれた。
これがまた、この世界の訳分かんないところだ。
この仮想空間で、どうやって生命が誕生するんだ?
まぁ、そんな事はどうでもいい。
俺たちの仕事はこうだ。
"人の心に生まれたさまざまな思想・空想・理想・・・・
などの「想」の暴走を防ぐ。又は、その暴走を鎮静する。"
らしい。
つまりはこうだ。
"具現化されてしまった人の考えを退治する。"
・・・・余計分かりにくいか?
とにかく、俺らの敵は"想【ブレイン】"で、
それを退治すべく、ここに集まってる。
そんな奴らのことを、
"ブレイカー"と呼ぶ。
to be continuid・・・
作品名:ドリーム×クロック Ⅲ 作家名:黒雨花