貴殿の御両親が御乱心です―プロローグ―
「事実は小説よりも奇なり」ということわざがありますが、我が家に起きている事実は果たして奇な事なのか、はたまた世間ではよくある事なのか…
事の起こりは3年ほど前、父方の祖母の痴呆が始まった頃に遡ります。
と、いうわけで、これは父方の祖父母に振り回される孫娘とその家族の実話です。ぶっちゃけただの愚痴なんですけどね…介護の話ではありませんよ~
「ウチはもっとすごいわ!」とか「いくらなんでもソレは言いすぎじゃない?」とかいろいろご意見有るかもしれませんが、私の愚痴にお付き合いいただければ幸いです。
また、文章中にお読みになられている方によっては、ご不快になる発言が確実にございます。ここで先にお詫び申し上げます。
本編をお読みになる前に、下記の登場人物たちの紹介やら関係やらに目を通してください。(もちろん仮名)
邑上家祖父一家
忠雄…祖父、守銭奴
光子…祖母、外面は良い
蛍子…叔母、知的障がいがある
邑上家長男一家
孝…父、公務員
佳代…母、パートの主婦
奈津美…私
北斗…弟、会社員
邑上家次男一家
巧…叔父、会社経営
(+彼の妻・子どもが3人の5人家族)
番外で書くかもな母方の親戚
鈴…2年前に亡くなった母方の祖母、4人の子どもがいる(母の佳代は末っ子)
紀輔…母方の伯父、鈴の長男、3年前に亡くなった。
芳江…母方の伯母、鈴の長女、3人の子どもがいる(上2人は既に嫁いでいる)
俊夫…母方の伯父、鈴の次男
ざっくりこんな感じです。万一、近所に該当する一家がいても見て見ぬふりでおねがいします。
それでは、親子の確執・嫁姑問題・痴呆の始まった親とどう向き合うか…興味を持っていただければ幸いです。
作品名:貴殿の御両親が御乱心です―プロローグ― 作家名:邑上奈津美