The stairs
どうしたらいいのか分からなかった
だからとりあえずちょっとだけ見える階段を上ってみたよ
一段一段ゆっくりとのぼってく
どうしてこんなに臆病なのかな
知らないよ、自分のことなんて
知らないうちに(闇に)囲まれてて
知らないうちに走っていた
「がむしゃら」って言葉がぴったりなのさ
落ちるまで頑張ってみようか
突然目の前に現れたドア
階段はまだ続くのに現れた
だけどまだ上に続いているから階段を上ってみるよ
いくつかの扉が途中にあった
でも僕は知らんぷりをした
本当は疲れて休みたいんだけど
でもまだ僕の目指すドアじゃない
なんとなくさ そんなことにこだわらない
「めちゃくちゃ」って言葉がぴったりなのさ
終わるまであきらめないでいて
とうとう足が動かなくなった
いつかは来ると思ってたよ
でも僕は信じたかったんだ
最後までこの階段を上りきることを
人は儚い夢だっていうでしょう
でも僕にはたった一つの光だったんだ
夜の満月みたいに僕をひっぱってくれたんだ
とりあえず走るよ
いっぱいいっぱい走って走って
手を大げさに前後に振るのさ
僕にはそれしかできないから、上だけみて足を動かすよ
何かこの足でつかみとりたいんだ
突然目の前に現れた崖
どうやら僕はここまでのようだ
だから僕は落ちることにするよ
さようなら
僕に階段を上らせてくれてありがとう
作品名:The stairs 作家名:こたつ