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アサガオ

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また猛暑の夏でした。英語の塾に行くために、平日より早く出かけました。場所が変わったせいか暑すぎたのか、なんとなく機嫌が悪くなって、イライラしていました。数人に聞いてもらった後、ようやく塾の近くに辿り着きました。飲み物を買ってから、教室に入りました。 
 今度の先生は意外に醜い女でした。それに、やる気がなさそうな感じでした。一目で下に座っている生徒は他の地方から来た田舎ものということが分かりました。これただけを考えてみると、ゾッとしてやめる気持ちが心に浮かびました。幸いなのは、一番奥に座っている人は私の知り合いで、青嵐という男です。私の顔を見ると、彼もバガのように笑ってくれました。授業が始まる前に、自宅で一生懸命に勉強したのに、先生の話しが全然分かりませんでした。別にわかりにくいわけではありませんでした。ただその時の私のレベルが低過ぎただけでした。学費を支払ったからには、分からなくても最後まで教室にいるはずだと当時の私はそう思いました。アメリカに憧れを持つ私が、アメリカ人のようにおしゃれをして、人の目から見れば、まるでアメリカ人と同じように見えるのに、先生の英語での質問に一つさえも答えられなかったので、よくクラスメートに笑われました。
 一番奥に座っていた私が、一番前に座っていた女グループに気づき始めました。内情が分からない人なら、きっとあの四人グループは友人同士だと思い込むかもしれません。四人の中には一番目立つのは若そうにみえるけど、大人っぽい名前をつけている海という女の子です。その面白さというと、出席が取られるたびに、つい笑ってしまうくらいでした。暇過ぎた私が、それは本当の名前じゃないと信じて来ました。明らかにするために、一緒にエレベータを乗る時に、海に話しかけました。「あの、これから昼食を食べに行きますか。」とこの話のうまくない私は思い切って言いました・・・・・・「海さん、あなたに聞いていますよ」と海の顔を見て、話しました。「私は海じゃない!」海は前に向かってそう答えました。正直言えば、その時、びっくりしました。この人の頭に絶対問題があると思いました。毎日、出席が取られる時に、ちゃんと「はい」と返事していたではないのか。まさか、私の耳が悪くて聞き間違ったかな。そして、どうやって返事すれば分からなかったから、黙っていました。
 このことが発生して以来、私が海のことを変な人だと思っていました。この前の明らかにニコニコしていた海を見直さざるを得ませんでした。この前のショックか何か海さんにあうたびに、知らず知らずに緊張するようになっていました。たぶん海さんにこういうユニークなところがあればこそ、人目を引くだろう。数日後、私が勇気を持って、もう一度誘ってみることにしました。「この前、海じゃないって言ってくれましたよね。どうしてですか?あ!急にごめんなさい、答えなくてもいいよ、ちょっと失礼ですから」「海って姉の名前 私はここの人じゃないよ 塾の申し込みも姉にしてもらった だから、名前は姉のです」
作品名:アサガオ 作家名:長輝