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ぼくは間違った文字を消す


ぼくは沢山のものを消す


いつも君に必要とされていた

今はもう君は触れてはくれない


温かい君の手で強く握り締められた記憶


過去に縋りつきたくないのに、

どうして君を想ってしまうのだろう。


こんな「記憶」


こんな一本の「直線」


真っ白に消してしまいたい

君の記憶の中からも、

ぼくの記憶の中からも、