JK☆かるてっと
序:JK☆入学
1−1
アイ:私立永田高等学校へと導くように並ぶ桜の木の道には、桃色の絨毯ができていました。
今日は入学式。これから始まる高校生活に期待を膨らませています。
「何組だったの?」
「A組だよ。担任は…春野コエダ先生だって」
「おかしな名前ねぇ〜。じゃあ、お母さんはこれから体育館に行くから、また後で教室で会いましょ」
「うんっ☆迷っちゃダメだよ?」
「何言ってるのぉ〜、大丈夫よ♪ あ。アイちゃん、襟が−。…うんうん、これでよしっ☆」
「ありがとぉ♪じゃあまた後で」
「よそ見しちゃダメよ〜?アイちゃんはいつも…−」
「ひゃんっっ!!」
アイ:−いったたたたぁ〜…。こけちゃったよぉ〜ぅ…。
め…めげないもんっ!今日から私は……高校生だから!!