少女Hと少女Sと少女Mの関係 (少女Kの見解)
本当の始まりは9月だった。
少女Hはクラスの女子が大好き故
東京に旅行する計画をたてたその旅行のときからだった。
少女Mが少女Hに恋をしたのだ。
いや実際はこの旅行の一週間前からだったのかもしれない…
しかし、大きく関係が変わったのはこの時だったのだ。
まず、一週間前の話をしようと思う。
実を言うと私と少女Mはある意味一緒に寝るような関係だった。
といっても少し触りあうようなことしかしていなかったが。
少女Mはこれが大好きだった。
私が少女Mの家に行くと大体していたと思う。
これが1年ほどご無沙汰していたのだ…
少女Mは所謂欲求不満というものに陥った。
そんな時に少女Mは少女Hの家にお泊りすることになったのである。
少女Hはもとからスキンシップとしてボディタッチが多かった。
その日も少女Mをペタペタ触っていたそうだ。
欲求不満が溜まっていた少女Mはとうとう少女Hに手を出してしまった…
少女Hは無知だった。そういうことに関する知識が全く無かったゆえに
少女Hは学んでしまった。女同士でのこういうことを。
幸いに少女Hは寝ぼけていたそうだ。
しかし、これは最悪の結果へと導く…
全く無知だったため彼女は少女Mに教えられるまま少女Mに手を出した。
彼女は寝ぼけていた。
そう。
次の日の朝、彼女の記憶は無くなっていた…
少女Mは怒った。
そしてもう一度くりかえしたのだ、これを…
さて、なぜ私がこんなことを知っているかというと
少女Mが全部私に話したからだ、この出来事を。
少女Mの一声は
「少女Hとしちゃった」
「だってあっちが触ってくるからつい」
「君がしてくれなかったからだよ」
少なからず私も3人の関係を崩した一人なのである。
私は笑いながらこの話を聞いていた。
内心はどうだったのだろう。
本当言えばこいつ馬鹿だなぁ、だった。
私は冷めた人間だった。
とりあえずこれが事の発端の発端であった。
次は少女Mの視点で見てみようと思う。
作品名:少女Hと少女Sと少女Mの関係 (少女Kの見解) 作家名:えーてる