世界の全てとエーテルの夜
消えていく記憶の最中見た君の顔は泣いているように見えて 僕はなんだか悲しく成った
それが理解できたのはそれから何年も経ってからだったけど 未だにその横顔を忘れられずに時々夢に思う
消えて行ったのは僕の方で 君は何年も彼方で その存在をただ、今でも湛えているんじゃないかって
理解とは世界をの中心を見続けることではなく 世界の存亡を理解することだ
それができた時始めて 完全なる時が満ち 夢は覚めるのだろう エーテルの導きによって
作品名:世界の全てとエーテルの夜 作家名:sasagi