浮遊
天から降り注いだらしい
コトバ
というものを手に
過去という過去を打ち破ろうとして
浮いた足を 掬われた
日に日にみすぼらしく
時に目覚ましく
ミライ
といういつかに思いを馳せたりして
浮かれた心は 巣食われた
「あと何億年もしたら、僕たちは尽く塵になってしまう」
のに
「時々は、それを忘れてしまうみたい」
・
(喧騒の中)
・
「でも、それが唯一の救いなんだって」
・
(喧騒の中)
・
晴れ上がった空の下、小さな白い女の子が
浮き上がった風船を 追いかけて行った
・
・
・
(喧騒は遠く)
コトバ
というものを手に
過去という過去を打ち破ろうとして
浮いた足を 掬われた
日に日にみすぼらしく
時に目覚ましく
ミライ
といういつかに思いを馳せたりして
浮かれた心は 巣食われた
「あと何億年もしたら、僕たちは尽く塵になってしまう」
のに
「時々は、それを忘れてしまうみたい」
・
(喧騒の中)
・
「でも、それが唯一の救いなんだって」
・
(喧騒の中)
・
晴れ上がった空の下、小さな白い女の子が
浮き上がった風船を 追いかけて行った
・
・
・
(喧騒は遠く)