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秋月あきら(秋月瑛)
秋月あきら(秋月瑛)
novelistID. 2039
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ダークネス-紅-

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 血の海でのた打ち回る妖物の仮面に男が手を掛けた。
 めりめりと皮を剥ぎ取る音がした。
「この仮面、私が貰い受ける」
 刹那、仮面を剥がされた妖物は元の姿に戻り、その場にはヒトの肉塊が残された。
 男は振り返って微笑んだ。
 その世にも美しく恐ろしい艶笑は、呉葉の目に焼きついた過去の記憶を呼び起こしたのだった。