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秋月あきら(秋月瑛)
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ダークネス-紅-
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アリスは呟きながら公衆トイレへ向かって歩いていたとき、電脳に通信が入った。
《……アリス……すぐに……僕のところへ……》
尋常ではない咳き込む音が聴こえアリスは慌てた。
《愁斗様!》
返事はなかった。
《愁斗様!》
やはり返事はなかった。
主人が危機に陥っていることを知り、アリスは踵を返して愁斗の元へ急いだ。
アリスは紅葉を見捨てたのだ。
そして、アリスは見捨てた相手に向かって呟く。
「……死ねばいいのに」
作品名:
ダークネス-紅-
作家名:
秋月あきら(秋月瑛)