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影振り返れば逸らしたる眼

無力だと　知りつつ
無知だと　分かりながら　

こうも自信が持てるのは

なぜなのだろう

道も知らない
常識も知らない

一人ではのたれ死ぬだろう我が身

世間のあり方に不満を零し

自分を正当化するこの思考

我ながら笑えてきてしまう


怠惰を貪る哀れな自分

気づいていながら

笑って誤魔化す

愚かな自分

いつになったら

その震える足を

動かすというのだろう

いつまで


どこまで


誰かの手を　待ち続けると　いうのだろう。