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ヤンデレな妹と僕 4

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「最近紅斗君付き合いわるいなぁ…」
私、瀬川優菜は紅斗君がマンションに入っていくのを見届けて帰ろうと今思っていた所だ。
最近あまり紅斗君と遊べない…。
さみしぃなぁ…。
そんなことを考え私はマンションを背に歩き始めた。
その時だった。
マンションの中からからもの凄い早さで走る足音がした。

ダダダッ

誰かなと思って後ろを振り向いた。
「あれ?」
それは見覚えのある…そうだ紅斗君の妹だ。
妹さん…確か紅稲ちゃんだっけ…。
紅稲ちゃんがマンションから走ってきた。
「紅稲ちゃんだよね…私前に…」
全て言い終わる前に紅稲ちゃんが私に飛び掛かって来た。
「ブスは死ねぇぇぇ!」
叫び声と共にジャンプして来たんだ。
…手には包丁があった。
「きゃぁぁぁあっっ」
紅稲ちゃんがもってた包丁が私の腕に突き刺さる。
「いゃぁっ、いっっ…」
ずきずきと腕が痛み血が流れ始める。
「紅稲ちゃん…な、何をす…る……の」
「ブスは死ねぇ!お兄ちゃんは私のものっ!私が一番お兄ちゃんのこと分かってるんだぁ」
ザクザクと包丁が何度も私に突き刺さる。
「はぁ…はぁっ…やめ……紅…稲ちゃ…」
私の声は届かずさしつづける紅稲ちゃんがだんだんぼやけていく。

どうして…?
私は…何も……してないよね…

紅…斗……君


いつしか意識がなくなった。

作品名:ヤンデレな妹と僕 4 作家名:natsume