小説が読める!投稿できる!小説家(novelist)の小説投稿コミュニティ!

二次創作小説 https://2.novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
オンライン小説投稿サイト「novelist.jp(ノベリスト・ジェイピー)」

ヤンデレな妹と僕 1

INDEX|1ページ/1ページ|

 
僕は園屋紅斗(そのや くいと)。
いま家のエレベーターに乗ったとこ。
妹がいえで待ってるから早くいかないと・・・。
時計は7:57。
チン♪と音がしてエレベーターが7階につく。
急いで「園屋」とかいた表札の家に向かいカギをあける。
「ただいまー悪い紅稲(くいな)遅くな・・・うわああ!」
目の前には電気もつけず廊下でふらふらたっている妹・紅稲がいた。
目はうつろで手には包丁。
「紅稲・・・?な、なにを・・・」
おろおろとしながら電気をつけた。
すると、紅稲のふらふら感とうつろな目は一瞬できえさっていた。
「お兄ちゃん、おかえり♪おそかったよ!ごはんできてるよ!早くこっちこっち」
笑顔でリビングへのドアを指差す。
「あ・・・うん・・・・・・」
さっきのはなんだったんだ。
僕は思い切って聞いた。
「あのさ・・・なんで包丁なんか・・・?」
すると紅稲はすんなりと答えた。
「・・・?あ、これ?料理してたんだ。つくってる途中だったの」
「あぁ、そうなのか」
だったら納得だ。
なんだかほっとして僕もリビングへ向かう。
でも僕はきずかなかった。
台所には作ってる途中の料理なんかなかったことを・・・

「今日はなんだ?」
「えへへ♪今日はハンバーグです」
紅稲はにこにこ自慢げにはなす。
「自信作なの。お肉がやすかったの♪」
紅稲は僕の前にほかほかのハンバーグをおく。
「めしあがれ。わたしお兄ちゃんのカバン部屋においてきてあげる」
「ありがとう」
僕はあまえて紅稲にカバンをおきにいってもらう。
紅稲がカバンをもった。

「・・・!この臭い・・・・・・瀬川さんのだ。・・・また一緒にいたんだ・・・」

「え・・・?なんか言ったか紅稲?」
紅稲が何かぼそっといったきがした。
「ううん。なにも?」
そっか。
僕の気のせいか。
作品名:ヤンデレな妹と僕 1 作家名:natsume