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大神 葉暮
大神 葉暮
novelistID. 21992
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域還りパラダイス!?

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悪魔の少女 1

 


 俺は、いつもの様に学校へ行った。
だが、何か悪寒がした。いつも感じている様な
覇気が感じ取れた。

「啓太、今日転校生来るらしいぞ。」

「へぇ~。」

「へぇ~って。転校生だぞ、転校生。」
「それに外国から来た美少女だって。」

俺はまさかとは思った。だが、否定する暇もなく
入った来た。見覚えのある顔。髪。何処から見てもレッカルテだった。

「啓太!わざわざ来てやったぞ。」
「家は暇で暇で仕方が無かったからな。」

啓太。という言葉にクラス中が視線をこっちに向け、
どんな関係かと問うような鋭い視線。

「どうやってこの学校に入学したんだ。」

「魔術で。」

「魔術って…」

暫く、クラス中が魔術という聞きなれない言葉に漠然としていた。
俺は、すっかり忘れていた。ここは魔術など存在し得ないという事だ。
教卓の前に居る教師も不思議そうに話を聞いていた。

「啓太は私の婚約者だ。触れる者があれば私が殺す。」

「レッカルテ!それまで言うなよ…」

「良いじゃないか。真実なんだから。」

教室中は婚約者という言葉に顔を赤らめている人、驚いて口の開いたままの人、
俺を偏見の目で見ている人。実に様々である。
一度死んだ事までは流石にレッカルテも秘密にしているようだったが、
俺がレッカルテに合った事から秘密にしていたので、レッカルテの発言は
大きなカミングアウトになった。