小説が読める!投稿できる!小説家(novelist)の小説投稿コミュニティ!

二次創作小説 https://2.novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
オンライン小説投稿サイト「novelist.jp(ノベリスト・ジェイピー)」

ばれんたいん

INDEX|2ページ/2ページ|

前のページ
 

 適度なチャチャを入れつつ準備する。たぶん、傍目に見たら、夫夫漫才しつつエッチするというふうに見えるのだろうが、うちでは、こんなもんだ。もう愛の囁きとか、一々するほうが面倒なのだ。

「・・・・もう・・・ええ・・・・」

「はい、じゃあ、行きますでーーお客さーーーん。」

 冗談も言えなくなっている俺の嫁は、手を上に上げて合図する。そして、ようやく、俺は裡へ入れてもらって、ようやく身体を抱き締める。

・・・・・確かに、毎週が愛の日やわな・・・・・

 お返しを、これにすると、そういうことになるな、と、俺は妙に納得しつつ苦笑した。すでに、俺の嫁は、そんなものはわからない状態で、うっとりとしている。その顔が愛しくて、そっと囁いたら、答えが、これだ。

「愛してんで? 俺の嫁」

「・・・・動け・・・・あほ・・・・」

「はーい、エクセレントコース開始でーす。」

 容赦なく動き始めたら、また、俺の嫁は口元を緩めて息を吐いた。俺のほうも、もうツッコミするどころではなくなって、どっちも無言になる。



作品名:ばれんたいん 作家名:篠義