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陰陽戦記TAKERU 後編

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 俺達が押されているのが分かる、俺の両手に掛かる負荷がその証拠だった。
 美和さんも辛そうで顔に出てる。
「美和さん!」
 すると美和さんは俺を見て口の端を上に上げた。
「だ、大丈夫です。武様と一緒なら……」
 嬉しい事言ってくれるぜ、
 その言葉が何よりの俺への力だ。
「俺達は負けない…… 俺達に不可能は無い!」
 俺達は互いの武器を交差させる。
 途端朱雀の弓に変化が現れた。
「えっ?」
『こ、これは……』
 途端朱雀の弓が光り輝くと美和さんの左腕を包み込んだ。
 やがて光は赤い篭手となり、背中から2枚の翼が生えた。
 しかし今回のはいつもと違う、いつもは炎が翼のように噴出すが今回のは羽根型の刃が一枚一枚重なったような鎧の翼だった。
「なっ、それは…… うわあっ?」
「きゃああっ?」
 途端俺達の法力が暴発したかのように弾けると俺達は後ろに飛ばされた。